「たくさん売りたい」があなたの目を曇らせる
2013.11.24
税務
御堂筋税理士法人 山根です。
本日は先日読んだ雑誌の記事について
ご紹介したいと思います。
(ブログのタイトルが記事のタイトルです。)
(ブログのタイトルが記事のタイトルです。)
この記事は、セブン&アイホールディングスの会長である
鈴木敏文さんインタビューでプライベートブランド「セブンゴールド」
に関するものでした。
その中で、鈴木さんは7つの「売り続ける発想法」を
提案されていました。
1.「値段を下げて売る」のは× 「いいものを売る」のが○
…モノ余りの現代においては、安さより質を求める顧客が
増えている。
2.「ライバルに勝つ」のは× 「ライバルがいない」のが○
…競争相手に負けない商品を作るという発想ではなく、
どこにもない商品を作るという発想を持つ。
3.「上質または手軽な商品」は× 「上質かつ手軽な品」が○
…上質さと手軽さはトレードオフの関係に見えるが、
上質さと手軽さの二つの座標軸で考え、手つかずの
「空白地帯」を見つけると、どこにもない商品が生まれる。
4.「ネクタイの役割は『首に巻く布』である」は× 「ネクタイ役割は『新しさ』である」が○
…ネクタイの本質的な役割は「新しさ」にあり、
顧客はそれを買おうとする。
5.「過去の経験をもとに考える」のは× 「未来から現在を逆算する」のが○
…未来から現在を思い描くことで、顧客は次はどんな新しいものを求めるのか、
潜在的ニーズを察知し、いち早く応えることができる。
6.「みんなもしているから」は× 「誰もしないから」が○
…今の時代、挑戦せず、自ら変化しないほうが
むしろリスクが高いと考えるべきである。
7.「全国制覇」は× 「地域で一番」が○
…ドミナント戦略により、石垣のように基礎からきちっと積み上げていくからこそ、
上質さと手軽さを両立させた商品を投入し、新たな需要を堀り起こすことが出来る。
常に顧客の心理を読んで、一歩先の手を打つ。という鈴木さんの
根幹が見える考え方でした。
みなさんの発想のご参考になれば幸いです。