コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木です。


今日は、3月決算法人のお客様へ決算報告。
注文建築業を営むこのお客様は、前期つまり23年度3月期は
残念ながらいい業績とは言えませんでした。
外的要因を並べれば、たくさんありますが、社長さんも
それはすべて言い訳になると男らしく言葉にしません。

一つの反省点から今期の決意をお話してくれました。

「経営計画発表会でも話したけど、経営のコックピットをもっと
真剣に活用していれば、前期はもう少しいい結果になっていたと思う。

現場は生き物だとカッコよくに言っているけど、当初の予測より早く

終わる現場はない!

営業や現場監督はお客様と直接お話をするので、冷静な判断をする
ことができない時がある。
 

その時にきちんと私やマネージャーが相談を受けて適切な対応を
することができていれば・・・・と悔やまれる。
 

だから、今期は週1回の営業会議ごとにこの経営のコックピットを

見直して、今から今期の決算予想を真剣にやろうと思う!


また今期は広告宣伝費を増加して新たな作戦を企てているので、

その費用対効果もこのコックピット、カーナビを見ながら確認して

いきたいと思うので、色々教えてね。」

一瞬、心が震えました。
「これだ!」と思いました。
経営のコックピット、儲けのカーナビの理想の使い方だと。

 

そして、社長が続けます。

「そしてね、今入力してるんやけど、実は現時点の受注案件で

今期利益トントンやねん!つまり、これからの受注案件の粗利は

すべて利益になるということやね。

これは、いいときは嬉しい資料やな!でも前期の後半は嫌な資料やった・・・・

いい時も悪い時もきちんと情報整理せなあかんということやね。

でも、今は嬉しい資料やわ」

と本音をお話して下さいました。

「それと、銀行にこのコックピット渡したら、凄い資料ですね!って
ビックリしてたで。中小企業でここまで管理できているところは
少ないですって2行とも言ってたよ。

文章でだらだらと説明するよりも、仕事の関連性を明確にして
数字にしてまた月別に表現できているところがいいらしいよ!」

これまた嬉しいお言葉です。
銀行さんからしてもわかり易い資料になると思います。

他社でも、銀行さんへの説明資料として活用して
いただけているか確認してみましょう。
 

社長のお話をお聞きして、私が感じたことです。

仕事を振り返る時に、
過去・現在のいい情報は未来に対して自然にいいエネルギーを与えてくれます。

しかし、過去・現在の悪い結果は、基本的には気分は沈みます。

受け取る人が何か変換しなければ、

自然にいいエネルギーには変換されないのでしょう。

悪い情報を、前向きなそしていいエネルギーに変える自分なりの
変換の仕組みが必要なのかな?

 

でも、開始2ヶ月経たずに損益分岐点売上をほぼ達成

できていることは素晴らしい!

私自身、この結果のフィードバックに

とても強くいいエネルギーを頂きました!

コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木でした。

 


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