実践的ロジカル・シンキング
2012.09.30
税務
決算書分析に強い 大阪 税理士法人小笠原事務所 小西です。
先日、弊社主催の「実践的ロジカル・シンキング」が開催され、
私も受講者の皆様と一緒に勉強しました。
ロジカルシンキングとは、物事を筋道を立てて論理的に考える能力のことで
問題解決の手法としてよく用いられます。
これを身につけると、物事を論理的に体系だてて考えられるようになるため、
全体像が把握しやすくなり、相手にもわかりやすく伝えられるようになります。
ロジカルシンキングの基礎技術として、「MECE(ミーシー、ミッシー)」があります。
これは「モレなくダブリなく」という意味で、
例えば、利益が5%下がったことの原因究明をする場合、
①売上が下がった、②経費が増えた、の2つの項目に分けるとモレもダブリもありません。
問題に対する原因や方策を考えるのに、適当な羅列ではダブリによって時間をロスしたり、
モレによって最重点項目が抜ける場合があるので、MECEは重要な技術です。
実際に、受講者の方の抱えている問題をテーマにして
MECEを使って原因を分析していきました。
テーマは、部下に何を指導するべきかわからないという課題から
「営業マンに必要なスキルは何か」を考えていきました。
思いつく限り必要なスキルを羅列していき、後で分類していきましたが・・・
モレもダブりも見つかる結果になってしまいました。
テーマの設定もまとまりづらいテーマですし、
羅列していく方法もまずかったと思います。
例えば、部下への指導で悩んでいる場合
「部下が育たないのは何故か」をテーマとすると
①先輩に問題がある、②部下に問題がある、というように分けられ
その後もMECEになるような視点は何かを考えていけば、要因の究明ができたかもしれません。
MECEに考えることができるようになるには
普段からモレなくダブりなく考えるクセをつけ、
何度も練習することが必要だと感じました。
決算書分析に強い 大阪 税理士法人小笠原事務所 小西でした。