コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木です。

今日は、月末恒例の「小笠原流経営セミナー」を開催しました。
いつもは、小笠原が講師を務めさせていただいていますが、
今月は私が講師を務めさせていただきました。
テーマは『社員がやる気になる会議の進め方』です。

大前提として、企業内では大きく会議は二つに分けられる。
1.意思決定を行う会議
  名称は問わず、メンバー間で情報共有を行い、不確実な
 未来に向けてコミットメントした行動を意思決定する会議。
2.アイデアを創出する会議
  企業を取り巻く環境において、機会のみを追求して、
 新たなアイデアを創出する会議。
P.ドラッカー博士は、上記の二つの会議を別々に月に1回
行うことが企業管理のポイントだとおっしゃっている。

今回の会議の対象は、上記1『意思決定を行う会議』です。
その条件下で、次に求められる考え方は、
『ファシリテーション』
ファシリテーションの定義は、中立的な立場で、
チームのプロセスを管理し、チームワークを引き出し、
チームの成果が最大になるように支援する。

個人の力を1とすると、1+1=3にできる組織を
目指そうというわけです。
私もこの考え方には大賛成です。

さて、本日ご紹介したファシリテーションスキルは7つ!
1.準備
  アジェンダ→目的・ゴール、参加者・役割、進行予定、グラウンドルール
  資料準備、会場設営、根回し
2.雰囲気作り
  アイスブレーク→自己紹介などによる信頼関係づくり
  ウォーミングアップ→参加者の意識をテーマへ集中させる。
3.観察
  コミュニケーションと各自の参加度(エネルギー)の状態、
  しぐさ、目線、顔つきなど非言語メッセージから
4.傾聴と質問
  参加者の考えを引き出し、ほぐし、まとめ、明確化、共有化する。
  すなおに聴く、最後まで聴く。現状・目標・選択肢・意思決定について
  内容を深堀りをし、要約をうながし、助ける質問をする。
5.記録
  言動そのもの、発言内容をわかりやすく記録する。グラフィック
  ノートを取る感じで、要点・キーワードの列記→質問で内容検討→要約やまとめ、
  さまざまなフレームワーク活用し、議論を見える化する。
6.介入
  場のエネルギーを引き出す。ネガティブなエネルギーの処置、討論の活性化、
  方向性の維持、討論の質を高める、トラブル防止・対策、対立しているポイントは?
  合意しているポイントは?統合の条件は?
7.合意と要約
  決まったことを確認して、会議後に動機づけるスキル
  合意の基本はコンセンサスをめざす、5W1Hで。
  バックアップの決定法決まったことはなにか?
  誰が何をいつまでに?フォローは?
  参加者は合意事項に「やる気」になっているか?

最後に、皆さんの感想をシェアさせていただくと、
以外に多かったのが、準備のスキルのアジェンダつくり!
・時間配分をもっとメンバーのも意識してもらいたい。
・検討時間配分を変える
・討議の順番を変える⇒重要な討議がいつも時間切れ・・・

あとは、後ろ向きな発言についての取り扱いについて
質問を頂きましたので、私なら、まずグランドルールで
『否定的な発言は避けて、どのように改善するかの視点で発言する』
というルールを設けて、みんなで出来事に対する視点を変える
ことに心掛けてほしいとお話しをさせていただきました。

メンバー間のお話も盛り上がって終了時間が少し延長しましたが
拍手を頂きエンディングを迎えました。
意思決定がたくさん生まれる会議を実践して欲しいものです!
皆様、お疲れさまでした。

コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木でした。


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