コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木です。

 

赤字決算予測のお客様と来期以降の収益性改善のご相談。

現状で認識されている問題点は大きく二つ

1.  不採算部門の親会社への切り離し

2.  コア業務の外注委託費の割合が高い

 

まず、一つ目は、実質は親会社から赤字部門の引き受けを

お願いされていた業務なので、仕方ないといえば仕方ないので

あるが、独立企業として赤字決算になるということに対する

外部の目そして社員のモチベーションも良くない。

従って、来期からは親会社に再度引き受けていただくように

お願いする。

そのためには、明確な理由とその交渉術が求められる。

理由は、明確なのであとは、交渉シュミレーションです。

今日は、親会社のトップと通じておられる顧問も議論に

入っていただき、打合せを行いました。

顧問ご自身も、親会社へこの部門を返却することが赤字脱却の

キーファクターと思われていらっしゃって、ことはスムーズに運べそう。

これで、ほぼ来期の赤字はカバーできそうである。

 

しかし、これだけでは損益分岐点止まり。

ここからが利益作戦。

それが、外注委託業務の内作化であります。

以前からTKCBASTによる業界平均値からみて、

この外注委託費設定は高いと指摘はさせていただいていたのですが、

その委託先は、公開企業の子会社で思うような交渉成果が出ずに

現在にいたっているという結果でした。

そこで、思い切って内作化することによって、利益を獲得する作戦に出ます。

メリットは、粗利率10%アップ

デメリットは、現在外注部分の業務が行えなくなること

このデメリットをどう潰してゆくかを議論しました。

今までは、指摘で終わっていた我々の責任もあったと反省し、

トップの不安に思っておられることを一つずつ払拭してゆきました。

 

すると、

「どうせやるなら、思い切ってやろう!

新たな考え方も身に付いたし、できそうな気がしてきた」

とポジティブになられた模様。

 

実際には、大変かも知れませんがチャレンジあるのみです。

やはり、赤字はダメです。

「利益は、未来に必要条件である」というドラッカーの言葉は重たい。

 

コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木でした。


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