意思決定の手順とは…
2015.07.30
税務
御堂筋税理士法人の山根です。
先日、私が参加させて頂いている
経営者育成塾にて興味深い話がありましたので、
ご紹介させて頂きます。
この塾では、毎月ローテーションで
塾生のお会社の悩みをみんなで議論しています。
今回のお会社は、さまざまな事業をされ、
大きく分けて3つの部門をされていらっしゃいました。
その中で、現状としては、売上の比率が
ほとんど均等に3分割されており、
現社長は、今後一つの事業に特化していきたいと
考えていらっしゃるのですが、どのように
意思決定していったらよいのか分からないとのこと。
「売上は均等ですが、粗利の比率は
どのようになっているのですか?」
「顧客の分析はされているのですか?」
と議論が活性化していく中で、
社長様は、「まだまだ現状分析が
甘かったようです。さっそく見てみます!」
とするべきことが見つかり、
晴れやかな気持ちになられたようでした。
ドラッカーは「マネジメント」の中で、
意思決定=問題解決だといっています。
その手順としては、
①意見(≒目標)からのスタート
↓
②情報収集
↓
③代替案の案出
↓
④決定(or非決定)
↓
⑤具体性の決定
↓
⑥フィードバック、結果のダメ出し
となっております。
今回のケースだとまずは、どの事業に特化するか決め、
情報として現状の分析を行うといった形になるかと思います。
やはり、現状を分析することは
全ての始まりになるのですね。
皆さんが意思決定される際も、
この手順を意識されてはいかがでしょうか。
御堂筋税理士法人の山根でした。