工場経営研究会 (特別研究会 第一回)
2011.05.27
税務
決算分析に強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 扇原です。
先日、工場経営研究会 特別研究会 第一回を受講してきました。
そのテーマは
「企業体質を根本から改善、高収益企業に転換するために」
というものでした。
どうすれば、高収益企業に転換できるのかということを学習しましたが、
そのなかで特に重要だと感じたのは、「経営者がなすべきこと」という部分でした。
その内容というのが、
経営者は経営の実践には必要不可決なステップがあり、
それは下記の8つであるということでした。
①自社の置かれている市場環境、自社の特質を正確に把握する。
②自社の目標を定める。
③目標と現在の自社のギャップを正確に把握する。
④目標を達成するための経営戦略・事業計画の立案をする。
⑤社員やステークホルダーに対して、自社の目標・戦略・計画および
それがなぜ重要かを正確に理解させて、達成のための動機づけをする。
⑥全社で組織的に、実行計画を実施する。
⑦実行計画の進捗状況および結果を定期的に計測する。
⑧計測した結果を解析し、必要に応じて見直し、達成に必要な実施策を講じる。
これらは、当たり前のこと、基本的なこと、
わかっているが出来ていないことではありますが、
成功している企業はこれを確実に実行しています。
この基本を踏み外している企業は短期的な成功はあっても、
長続きはしない。
この基本ステップこそ「経営者が実行すべき職務」であり、
この実行力こそ「経営者に必要な能力」である。
とのことでした。
講師の方がおっしゃっていたのは、
自社の現状と目標、そのギャップ、ギャップを埋めるための経営戦略など
基本的なことだが、なかなかこれをすべて実践している企業は少ないとのことでした。
今回の研修も非常に勉強になり、
私もこの「経営者がなすべきこと」の内容をしっかりと復習し、
常に頭の中に入れておこうと思います。
次回以降も積極的に学習していこうと思います。
決算分析に強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 扇原でした。