コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木です。

今日は、工務店工務部業績向上委員会の日。
4月から4社の工務店工務責任者が集い、お互いの会社の
情報を交換することによって、工事品質アップ、顧客満足アップ
そして工事利益アップという3つの目的をもった会です。

今日は、新たにもう1社の工務責任者が加わり、5社5人での
委員会実施です。

本日の議題は、
1.facebook上での現場でのヒヤリハット、営業情報等の
  共有の振り返り。
2.実行予算管理工種別発注単価見直し。
3.完成工事現場の実行予算差異の振り返り。
の3点です。

まず、facebook上での情報共有の振り返りです。
このメンバー間同士での情報交換を画像ベースで日々実施しています。
・現場の安全性は確保できているのか?
・クレーム事例での対応の報告
・某メーカー商品の取り扱い上の注意
・ハウスメーカーの現場営業ツールの共有
等々、各自がアップした内容を月1回ざっと再確認しています。
それぞれが質問を繰り返し、自社の行動を是正したり、
新たな知識として蓄積したりと一定の成果があると感じています。

そして、次は実行予算工種別発注単価の見直し。
本日は、新築工事の仮設費用の見直しです。
1.仮設トイレの設置費用
2.足場組立、撤去費用
  ㎡単位での契約と1棟当たり契約との比較で議論
3.現場囲い備品のレンタル費用
  自社購入の場合とレンタルの比較、レンタル時の契約単価比較
4.電気仮設工事費用
  電気屋さんの一式請求を、材料と工賃そして関西電力への申請手続き費用
  と分解しながら請求金額の妥当性を検討
5.水道仮設工事費用
  水道仮設工事は、本体水道工事と合わせての請求となっているため
  本体工事も含めて次回議論することとなりました。
そんな、議論を進めることにより、仮設工事での1棟当たりのコストダウン可能
金額は、15,000円程度。15,000円×年間24棟=360,000円!いい感じです。

最後に、完成工事の実行予算管理の振り返り。
着工前工事粗利と着工後工事粗利の差は、0.2%のアップ!
結果的にはOKですが、工種別にチェックを進めて行くと、
工種でのプラス要因とマイナス要因のデコボコがありました。
『このデコボコの結果は、因果関係のある結果なのですか?』
と工事責任者に確認したところ
『これは、別要因です・・・・。』
つまり、ミスとラッキーが重なって0.2%のアップという結果に
なっただけだったのです。
責任者の方は、その理由についても掴んでおられ、対策も
発言されたので、今回失敗が次に活かされると思います。

このように、結果数値(0.2%アップ)が良かったからといって
そのプロセスがすべて良いということはあり得ないということが
皆さん明確に理解できたと思います。
一つ一つの業務の正確性や改善の積み上げがあれば大きな結果を
生み出すという期待も証明されたことにもなります。

ドラッカー博士曰く
『必要な情報は外部にある!』
このように、企業外の情報を企業に取り込み活かすことは
とても有意義であるを改めて感じました。

さらにメンバーの知恵を集約してより生産性の高い仕事に
まとめて行くことが私の役割だと再認識しました。

コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木でした。


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