コンサルティングに強い 大阪 税理士 小笠原/河原事務所 才木です。

今日は、スタッフの佐伯と同行して
首都圏のお客様へ出向きました。

佐伯は、経理担当者のTさんと
経理チェックを行い。
私は、社長さんと経営計画実行に
ついての進捗チェックの打ち合わせ。

毎月は、スカイプを使って
パソコン上でテレビ会議をして
進捗確認を行っていますが、
基本的には1対1のコミュニケーションです。
今回は、スタッフメンバーとの
共有というもう一つの目的がありました
ので、現地に出向かせていただきました。

今日のテーマのひとつである、
『工事原価管理を強化する』
について、メンバーみんなで確認を
進めていきました。

この会社の原価は家作りの原価なので、
建替えの場合は、解体から基礎、躯体、内装、
外装、電気、ガス水道とたくさんの種類の原価が発生します。

まず、先月終了した現場の工事台帳を
眺めながら、金額の大きな基礎工事と
電気工事について確認してゆくことに
決定しました。

そして現場が始まる前の見積書と
実際現場で作業が行われた請求書を
持ってきてもらって検証を始めました。

基礎工事では、見積書では140万ほどの
見積もりが130万の請求になっており、
社長さんいわく
『10万円協力していただきました』
とのこと。なるほど。。

そこで、5ページほどの見積書の工事明細書
について、材料費と工事費に分けていただきました。
そして、実際にその現場でその会社に工事して頂いた
日数を拾い出していただきました。
上記、工事費として集計した金額を実際施工日数で
割り算をしていただくと、1日あたりの手間代が
なんと4万円

この金額にみんな一同
『高いね・・・。十分儲けあるよね』

そこでベテランスタッフの方が
『この情報があれば、もう少し交渉できるよね』
とおっしゃいました。

同じように電気工事についても確認すると、
1日あたりの手間代は2.7万円

『大工さんより高いよね・・・』との声も

労働分配率を50%以下にしようという
経営指標から考えるとコストの半分が
人件費です。

つまり、原価管理、コスト管理はまず
人件費から手をつけるべきであるという
大原則があります。

ミーティングの最後に皆さんに
『今日のミーティングはどんな価値をありましたか?』
とお聞きしましたら、

・今までは交渉の手がかりがなかったので業者さんに
厳しい値段でやってますといわれたらそれ以上要求でき
ませんでしたが、今回の情報で交渉できます。
・今までは、社長だけが忙しい中管理していましたが、
これからは、私も手伝えると思います。

という意見が聞けてホッとしました。

次の現場で原価管理による粗利確保が
いくら実現できるのか楽しみです。
今後に期待できる日帰り出張となりました

コンサルティングに強い 大阪 税理士 小笠原/河原事務所 才木でした。


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