オフィス改装しました!改めて考える、オフィスの重要性について。
2020.09.04
経営コンサルティング
入社して初めてブログを記載します。御堂筋税理士法人の梅原です。
突然ですが、8月に入り、弊社のフロアを改装致しました!
しかし、世の中では、コロナによるオフィス不要論も騒がれています。
出社が当たり前だった時代から、オフィスが不要と言われる時代へ変化する昨今。オフィスの在り方は今後どのように変わっていくのでしょうか。
ということで、今日のテーマは“オフィスの重要性”についてです!
貸し会議室から球場まであらゆるスペースを1時間単位から貸し借りできるプラットフォームを運営している(株)スペースマーケットが行った、緊急事態宣言解除後の「働き方とオフィスのあり方に関するアンケート調査」では、調査対象者の約4割がオフィス契約見直しを検討しているという結果に至ったそうです。
■緊急事態宣言解除後も約6割がテレワークの継続を検討。
■約4割の担当者(※)が、オフィスの契約見直し(解約・縮小・増床・賃料交渉)の検討
■約7割は会社・自宅以外のワークプレイス(社外の会議室・レンタルスペース・サテライトオフィスの導入など)を検討
※担当者:全回答者(203名)のうち「オフィスの入居・退去について検討・意思決定の立場」となる方
多くの企業がリモートワークを導入したことから在宅勤務者が増え、椅子や机の需要からニトリではコロナ禍でも好業績を残していたとか。オフィスの重要性とは、いったい何なのでしょうか。
弊社では、情報の活性化やアイディアの活性化を図るべく行動指針として「ワイワイガヤガヤの職場づくり」を掲げているのですが、それを実現する為の、
オープンなデスクスペース。
短期集中で効率化を図るためのカウンター式ハイデスク。
ディスカッションしながら作業ができるアメーバデスク。
カフェ感覚で集中する集中デスク。
そして、リラックスしたり雑談を楽しむフリースペース。
更に今回はフリーアドレス制を導入し、コミュニケーションの活性化や社員の繋がりを意識した制度も導入してみました。すると、早速スタンディングで仕事してみたり、自分の空間で仕事してみたりと、自分の中でのプチ働き方改革を実践している者がいて、ちょっとした刺激があったようです。
<写真①>
効率的に、スピードup、運動不足解消!? ~スタンディングデスク~
※写真は疲れて座っています…。
<写真②>
団らん、リラックス、Face to FaceのMTG ~コミュニケーションスペース~
この奥のソファでランチしたり、くつろいだり…自由なスペースです。
<写真③>
黙々と仕事したい人向け ~集中デスク~
<写真④>
サイドワゴンを撤去!デスク周りは広々と。
今回、オフィス改装に至った経緯は下記です。
①50名10億体制へのチャレンジ
25名+インターンで今のスペースは限界?2年後には移転を考えないと…。
今のスペースでなんとかならないかが発端!
②生産性の向上
人によって働くスタイルが異なる…。
好きなスタイルで働けるように。
立ちながら、座りながら、引き籠って、オープンスペースで対話しながら。
オフィスが綺麗になると、やはりテンションがあがりますね!!
ウィズコロナでも、アフターコロナでも、恐らくこのリモートワークやオンライン商談等のモデルは進んでいくことでしょう。とはいえ、今回のオフィス改装を通じで感じたことは、やはりこうしてワイワイガヤガヤ働ける場所があって、分からないことを聞いたり、雑談したりする環境も必要ですし、発想系の仕事の場合は面と向かって作業しながら取り組んだ方が捗るなーというところです。改装してオシャレになったこともあると思いますが、やはりオフィスって重要だなと感じた次第です。
そこで今後のオフィスで注目されるのは、「アクティビティー・ベースド・ワーキング(ABW)」です。
ABWとは、業務内容=アクティビティに応じて時間と場所を自由に選択できる働き方であり、集中して作業をする、議論をする、電話会議をする、あるいは休憩するといった活動(アクティビティ)によって仕事を捉え直すことで、それぞれの活動に合った働く場所や時間を最適化し、それにふさわしい場所や設備、時間などを選んで生産性を高める働き方です。
このABWの発想はもともとオランダから生まれたものだそうで、1990年代に注目されております。当時、オランダでは経済危機を迎え、現在日本で進んでいるような同一労働同一賃金やテレワークの導入を進めておりました。人的資源をより有効に活用する必要性に迫られたことから、より仕事の効率を高めるために、働き方を改善していく視点として注目されたのがABWだったようです。
ABWの創始者であるワークスタイル戦略コンサルティング企業 Veldhoen + Company (本社:オランダ アムステルダム)は、仕事を「10の活動」に分類しており、この10の活動に応じたオフィススペースを用意しております。
【10種類の活動】
「高集中」「コワーク」「電話/WEB会議」「2人作業」「対話」「アイデア出し」「情報整理」「知識共有」「リチャージ」「専門作業」
これらを、自身のスタイルに合わせて組み合わせを考え、仕事を楽しむというものです。
実際、ABW社が手掛けたコンサルティングにおいて、オフィス移転前後に行った調査では「生産性の高い仕事ができる」という回答が、移転前の32.4%から移転18カ月後には70.7%に上昇するなど成果も出ているとのことでした。
コロナによって様々な変革がもたらされております。
これまで当たり前だったことが当たり前ではなりつつある時代です。
皆様も常識を疑い、様々な変化を試してみてはいかがでしょうか?
以上、御堂筋税理士法人入社して初のブログをお届け致しました。