アジャイル人事を導入するには?
2018.12.31
人事コンサルティング
皆さんこんにちは。
組織デザイン研究所の小笠原です。
前回に続いて、アジャイル人事の
導入ステップについてお話しさせていただきます。
※前回の「アジャイル人事って?」はこちらから
STEP1 「アジャイル特区」を設ける
・まずは新サービス開発や顧客サービス変革といった
事業テーマを推進する2・3のチームを設置する
・メンバーにはネガティブな将来になることはないと
コミットするのが望ましい
STEP2 特区に適応する人事制度・評価制度を設計する
・アジャイルチームのみに適用される
人事・評価制度を検討し、導入する
※このとき従来型と2つの制度が並行する
・重要なのは、最終評価者である
プロダクトオーナーに、権限をしっかりと委譲すること
STEP3 汎用性のある制度を全社に移植する
・ステップ1・2を通して、この制度が
全社的に有効な制度かを見極める
・何よりもまず、経営者の意識が
変わらなければアジャイルは成功しない
最後にアジャイル人事の現状課題について
お話しさせていただきます。
①適用できない可能性
一部の業務は従来通りルール重視で
進めなくてはならず(会計士、医師の仕事など)、
そのような業務分野では、アジャイル人事は
意味をなさない可能性があります。
②マネージャーの存在の大きさ
マネジメントの重点対象を個人からチームへ
切り替えるのはいっそう難しいイメージが…
会社がマネージャーを支援できるかどうかが課題です。
③人事部がついていけるか?
人事部は新たなスキルも身につけなくてはならず、
大きな変革がなかった担当者にとっては難題では…
人事制度は組織・人事戦略に従います。
アジャイル人事も戦略合えばうまく回るでしょう!