決算分析に強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木です。

 

今日は、NHK文化センターさんで『目からうろこの決算書の見方講座』を実施しました。

昨年末、細谷が『経理基礎講座』で登壇させていただき、今回は私がこのテーマで

登壇させていただきました。

 

NHK文化センターの担当者の方からお聞きしたところ、

参加者の皆様は、仕事帰りにご自身のスキルアップのために

時間と費用を投入しておられるということでこちらも気合が

入ります。とはいうものの、やはり初対面の方々他ので、不安になるものです・・・・。

 

そんなことを感じながらセミナーはスタートし、

参加者は9名でした。女性8名、男性1名の構成です。

やはり経理に携わる方は、女性の方が多いんだなと思いました。

 

私の自己紹介をさせていただき、そのあとは皆様のニーズ確認です。

決算書を分析する目線は、

1.投資家の目  2.当事者の目  3.債権者の目の三つの見方が

あるというお話しをさせていただき、参加者の皆さんは、どの目線で

決算書を見ることをテーマに参加されましたか?

と皆さんにお尋ねしましと、当事者の目が6名、債権者の目が3名いらっしゃいました。

 

そういえば、私自身が実施する決算書分析のニーズの源は、

債権管理のニーズからすることが多くなっていることにも改めて

気付かされました。

 

でも、最初に皆さんのセミナーに対する立ち位置がよくわかったので

なるべくその目線での事例をお話しすることを心掛けました。

 

そして、本テーマへ!

今日は、損益計算書分析のポイントを押さえて、

儲けの方程式を暗記して使いこなそう!

という二つの目的があります。

 

まず、損益計算書の全体像をつかむために簡単に

構造を説明し、実例で早速皆さんに分析ワークをして

頂きました。

 

決算書分析のポイントは、

『比較』 1.過去との比較  2.基準値との比較

そして損益計算書の究極の指標は、1人当たり粗利=生産性で

あることをお話させていただきました。

 

日本生産性本部さんの資料によると
2009年度の名目労働生産性は760万で、

日本の製造業のトップは、任天堂の2億1000万です。

とお話しすると、皆さんビックリされておられました。

 

そして、儲けの方程式です。

利益 = 売上 × 粗利率 - 固定費

という算式を記憶して頂き、事例会社の数字を使って

・損益分岐点売上の金額をだしたり

・目標利益達成のための利益率改善度算出

・目標利益達成のための売上アップ度算出

等々の実際の使用例をみんなで計算しながら進めました。

 

2時間はあっという間でした。

一応、ほぼ時間通りに終了できホッとしました。

最後に、皆さんのお会社の業種の企業平均値が

お知りになりたい方は申しつけ下さいとアナウンスして

終了いたしました。

 

すると、3名の方がリクエストして頂きました。

皆さん本当に問題意識が高く素晴らしいなと感じました。

 

そのうちお一人のかたは、中小企業診断士の資格取得に

チャレンジされており、財務分析のパワーアップのために

ご参加頂いたとのこと。その方から、

『1人当たりの生産性に着目するということは、始めて知りました。

また、その理由も納得でき、目からうろこでした』と嬉しいお言葉を

頂きました。セミナー講師としての最高の瞬間です。

 

次回は、貸借対照表の分析です。

更に皆様に気づきを提供できるよう頑張ろうと

思いました。皆様お疲れさまでした。

 

決算分析に強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木でした。


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