御堂筋税理士法人の油谷です。

本日は、前回の続きです。

 

前回記載した「ROA」に似ている、
「ROE」という収益性の分析の指標についてです。

正式には「Return on Equity」の略で、
自己資本利益率を示す指標と言われています。

株をする投資家さんなんかは
このROEという指標をよく見るそうです。

一般的には、自己資本利益率が10~20%程度
であれば優良企業であると判断されます。

計算式は
ROE=利益÷自己資本 これも同じく分解すると
=売上高利益率×総資産回転率×財務レバレッジ

=①(利益÷売上)×②(売上÷総資産)×③(総資産÷自己資本)
つまりROA×財務レバレッジとなります。

 

 

財務レバレッジとはなんぞや?という事ですが、
「レバレッジ」とは「てこの原理」です。

てこの原理を使うと、小さな力でも大きな荷物を動かせるように、レバレッジを利かせれば少ない自己資本で大きな資本を動かせるという事です。

ただし、ROEの値だけを見ると、
借金をすればするほど高くなるという図式になっています。

しかし、それでは自己資本率が下がり、
安全な経営とは言えない状態になってしまいますので、しっかりと経営計画を作り、キャッシュフローを回すことも大切です。

ROEの高さは投資した資金を有効に活用できているかどうかを示しているということでした。

中小企業の経営については、利益が出ていればいい、キャッシュフローが回っていれば大丈夫とも言えますが、ROEという自己資本に対する利益率をいう目線恵チェックしてみると、新たな目線で自分自身の経営能力を確認することができると思ます。

是非、前回のROAの指標とともに、
自社の数値を一度出してみてはいかがでしょうか。

今日は以上です。

 

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