御堂筋税理士法人の細谷です。

先日、業績管理資料をつくる勉強会を実施しました。

その際に、受講生の方々にいくつかの質問をさせていただきました。

①御社の商品別粗利益率は?
②1か月あたりの固定費はいくらですか?
③毎月いくら売上を上げないと赤字になるのですか?

これらに対して、すっと答えを出せる方はほとんどおられませんでした。

もちろん、粗利益率は全体でこれくらいだろう・・・ということは理解しているけれど、
商品別となるとハッキリとはとらえきれていないということでした。

また、毎月の試算表や決算書から計算してみましょう・・・とお伝えすると、
粗利益はどう計算するのか、どの数字を使うのか、
ハッキリとは分らないという方がほとんどでした。

みなさん、決算書を見てもよく分らないので、
見る習慣がないということでした。

業績管理資料を作るのに、
まずベースとなる数字が理解できないのでは困る!!ということで、
決算書から必要な数字を取り出す勉強をすることになりました。

まずは粗利益率を出す方法。
粗利益 = 売上高 - 変動費
そもそも、みなさん、どれが変動費か分らない様子。
そこで、変動費はどの科目とどの科目の合計を見ていただき、
計算してもらい、そこから粗利益率を計算してもらいました。

そして、次に必要な固定費。
固定費については、ここからここを足してくださいね・・・と
お伝えして計算してもらいました。

すると・・・
え~うちってこんなに固定費がかかってるの??と
ビックリしておられました。

これらが出れば後は
「儲けの方程式」を覚えてもらうだけ。

「儲けの方程式」とは、売上高×粗利率-固定費=経常利益のことで、
損益分岐点売上を計算する方程式で、
これをマスターすると、いくら売上を伸ばせば収支トントンになるのか、
目標の利益を残すためには、あといくら売上が必要なのかをすぐに計算できるようになります

これらのことをお伝えして、みなさんに自社の数字で
色々とシミュレーションをしてもらい、予算を作成するところまで到達しました。

「儲けの方程式」は覚えると色々と使えます。
ぜひぜひ、みなさんも覚えて活用してください。

以上、御堂筋税理士法人の細谷でした。

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