御堂筋税理士法人の才木です。

先日の終日研修の「ドラッカー勉強会」で
マネジメント中巻 第34章 自己目標管理を勉強しました。
今の業務遂行という側面からもとても重要だったので
復習しました。

マネジメントたる者は、組織の目標が自らに対して要求
しているものを知り、理解しなければならない。
その上司は、部下に対して要求し期待すべき貢献の
何たるかを知らなければならない。
このことが行われないならば、彼らは間違って方向づけされ
その活動は無駄に終わる。

注意点として、人を間違った方向へ持っていく要因は4つ
4つの説明の前に、ドラッカーの石工の話があります。
あなたの仕事は何ですか?との質問に対して、
「暮らしを立てるため」
「石切りの最高の仕事をしている」
「教会を建てています」
この3番目の男こそがマネジメントの人間です。
抄訳マネジメントでは、3番目の男の答えが
「祈りの場を提供している」というような表現だった
ように記憶しています。
その方が崇高ですよね。

さて、4つの間違い
1.仕事の専門家
  専門性を追求するあまり、本来の目的を見誤り、
  その専門的な仕事自体が目的になると指摘しています。
  いわゆる、手段の目的かですね。
2.上司
  上司の存在が、この危険をさらに大きくする。
  上司の言動、些細な言葉じり、癖や習慣までもが
  計算され意図された意味あるものと受け取られる。
3.階層
  コミュニケーションが成立するには、「共通の言語」と
  「共通の理解」が前提である。その前提の欠如が多い!
4.報酬
  金銭は定量的である。しかし報酬システムにおける金銭は、
  価値や質という無形の微妙なものを表す。
  従って、真の合理的で簡潔な報酬システムというものはありえない!

・何を目標とするのか?

上記の間違いを防ぐためには地道な努力しかない。
目標は、自らの率いる部門があげるべき成果を
明らかにする必要がある。
他部門の目標達成の助けとなるべき貢献を明らかに
しなければならない。
他部門に期待できる貢献を明らかにするもの
でなければならない。

目標には、初めから、全体としての成果を
組み込んでおかなければならない。

あらゆる活動がバランスよく行われるためには、
あらゆる分野、あらゆる階層のあらゆるマネジメントの
目標が、短期的視点とともに長期的視点から規定
される必要がある。

そして、マネジメントの目標が
1.マネジメントの育成
2.部下の仕事ぶりと姿勢
3.社会的責任
についての目標を含まなければならない。
これらのものを含まない目標は、すべて
近視眼的かつ非現実的というべきだ!

これは厳しい!!

後半に続く・・・・・。

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