才木のブログ「決算報告に行く」の巻
2020.10.01
税務
こんにちは、御堂筋税理士法人の才木陽介でございます。
とても嬉しいことがありました。
先日、㈱住まい設計工房様という京都の工務店の決算報告を行ってきました。
まず会社のご紹介をすると、SE構法の新築戸建て住宅の設計と建築を主にされているお会社で、「家を作る」ではなく、そこで暮らす人の気持ちや表情などをイメージしカタチにするという「人の住む空間をつくる」というビジョンをお持ちのお会社です。
(写真:蘇理社長)
昨年、お客様からご紹介頂きお手伝いさせて頂くことになりました。
最初ご紹介頂いたときは、「正しい業績が見えない」ということでお困りでした。
期中での決算予測と実際の決算とのブレが生じてしまうということが主な要因です。
過去の決算についてお聞きすると、2019年6月期の決算では予測と実績とで1,500万円ものブレが生じてしまっていました。
そのため、まずは今期で「決算予測のブレをなくす」ということを目標に掲げました。
取り組んだことは、各物件の「予算と実績についてミーティングを毎月行うこと」です。
そこで、物件ごとの契約時の粗利と完工時の粗利にズレはないか、ズレがある場合どこに問題があるのかを確認し、その場で原因と対応を決定しました。
当初は、なかなか原価管理ができず、請求や支払いの確認などに時間がかかることもあり、社長からの厳しいお言葉もありましたが、蘇理社長はじめ、社員の皆さんがとても前向きなメンバーばかりなので、積極的に取り組んで頂き、ミーティングの精度が毎月向上していきました。
そして、今回の決算は、前年生じたようなブレもなく、決算を終えることができました。
蘇理社長からも「この1年で会社の数字がとても明確にわかるようになり、やっと地に足がついた経営ができる。何よりもスッキリした笑」という嬉しいお言葉を頂きました。
(月次の打ち合わせ風景:社長からいつも愛のある熱いお言葉で各現場の利益管理をしています笑)
決算報告を終え、打ち上げで京都の小料理屋さんに連れていっていただきました。(コロナウイルス感染防止も考慮し、全メンバーではなく少人数での打ち上げになりました。)
その中で、会社の歴史や蘇理社長の想いを教えていただきました。
「お客様が喜ぶ顔がみたい」
蘇理社長の仕事に対する想いに、とても感動し、そして強く共感しました。
社長の想いを聞き、私も正しい会計・役に立つ経営情報の提供することで、微力ながら「お客様の笑顔」を増やすお手伝いができればと思いました。
お客様のことを数字だけじゃなく、その会社の歴史や想いを聞くことができ、担当者として多くのことを学び、刺激を受けた1日でした。
お客様にも喜んで頂けたことで、会計事務所で働くやりがいを感じ、また何よりも自分自身も喜びを感じることができました。
これからも、お客様のお役に立てるように頑張っていこうと思います。
(蘇理社長との写真:今期の目標必達に向けて気合の表情death!!)
PS.ブログの掲載許可について蘇理社長に確認したところ、「隠すことないから全部オープンにしてくれて良いよ。他の工務店でも同じように困っている方がいると思うから、このブログがきっかけになったらいいな」という有難いお言葉のうえ、掲載許可を頂いております。
蘇理社長、ありがとうございます。