戦略思考の本を読みました
2011.09.02
税務
決算分析に強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 扇原です。
先日、「戦略思考コンプリートブック」という本を読みました。
これは、戦略思考とは何か、
また課題をどのように分析し、考え、解決するかを
非常にわかりやすく書いている本でした。
詳細は省略しますが、戦略思考のアプローチ方法について簡単に紹介します。
■戦略思考とは
・ビジネス上の課題を解決するという、ビジネスパーソンの基礎となる思考方法。
右脳の創造力と左脳の論理力を上手にミックスしていくことにより、課題を解決していく。
■問題解決の方法
・問題解決は次のステップで進める。
①課題の設定
…何のために、誰のために、どんな視点で、いつまでに
②課題の本質の発見・分析
…情報収集、課題の全体像の理解、個々の論点の分析
③解決策の立案
…初期仮説の策定、仮説検証・高度化(仮説検証サイクル)、解決の具体策策定
④解決策の実行
…トップやキーパーソンの説得、現場を巻き込んだ実行、モニタリング、プランの修正
⑤解決
■課題は論点に分解する
・課題全体に答える仮説を最初から作り、結論を出すのは不可能である。
そこで戦略思考では、以下の3ステップで個々の論点を解決し結論を考える。
①課題全体を個別の論点に分解する。(イシューツリー、論点分解ツール)
②論点ごとに仮説を立て検証する。(仮説検証ツール)
③論点ごとの結論を合成して、全体の結論とする。(ピラミッドスタイル)、
簡単にまとめると右脳と左脳を上手に使い分けて、
課題を分解し、それに対して創造力を働かせて解決案を立てて、
それについて何度も検証し、実行するというものです。
ここでは、簡単にしか触れませんでしたが、
実際には論点を分解するためのツールや、
仮説を検証するためのツールもたくさん紹介されています。
興味を持った方は読んでみてください。
決算分析に強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 扇原でした。