御堂筋税理士法人 香取です。

先日お客様とお食事をしながらこんな問いをした。

「社長はなぜ人材育成に力を注がれようと思ったのですか?」

その社長は3年前から社員教育に力を入れ会社の風土が変わり

従業員の意識も大きく変わったからである。

さてその問いに

従業員は同士であり、私は社長という役割。

従業員はそれぞれ持ち場の役割をこなしているにすぎない。

その同士とどのように人生を共にしていくか、

そのためには常に教育が大切であると仰られた。

私は『同士』という言葉に共感を覚えた。
上司や部などさまざまな呼称や役割はあるが
『同士』と考えると向き合い方が変わるなと感じた。

さてその社長様の教育とはどのようなことをしているかというと

弊社のコーチング研修やファシリテーション研修

リーダーシップ研修などコミュニケーション系の研修を

受講され、また社長様はマネジメントの研修を

ご受講いただいた。

ただセミナーへの向き合い方が

実に熱心!!予習復習はもちろん

常に実践を意識され部下からのフィードバックを

しっかりと受け入れると言ったとてもまじめで『真摯』であられた。

また最近では「致知」という本の記事を選ばれ

従業員と気づきの共有をされていた。

いまでは論語学習も行っておられる。

そこで続けて質問をした。

「なぜそこま教育に投資をされますか」と問いかけた。

すると

教育以外に組織の発展はないとおっしゃられた。

私もさまざまな会社を見ているが

やはり教育をおろそかにしていると

長期の視点で考えると組織の衰退を招くのではないか

と感じているからである。

教育に時間とお金をかける会社と

そうでない会社では長い目で見ると大きく

変わってくるのではないかと感じている。

なぜなら組織が発展するために必要な

マーケティングやイノベーションについて考えるのは

人以外にいないからである。

もうひとつ気になった点を続いて質問した。

時間とお金をかけ育てた従業員が辞めていく可能性もありますよね。

そのあたりはどのようにお考えですか

それは縁の問題、雇う側、雇われる側双方に権利もある。

そんなこといいだしたらきりがない。

とのこと

確かに人生何が起こるかわからないことを考えても仕方ない。

またうまくいかないことを他責にする人間は

『小人』であるとおっしゃられた。

小人とは「徳がなく、目先の利益を優先して、

軽々しく判断や行動を行う俗物」と言われているが
なるほど、わたしは小人だなあーと実感。
常に変われるのは自分しかいないと思うことを

心がけてはいるが学がたりないと感じた。

わたしも改めて本を読み考えた。
君子になることを考えないといけない。
「君子」とは人間の理想像で、努力次第で、

達成できると孔子は述べている。

「努力して、君子となれ」と孔子は教えている。

もうひとつ最後に質問させていただいた。

論語教育も重要だとおもうのですが、ノウハウなどの教育はどうされるのですか
もちろんそこも必要!
論語と算盤 つまり肩輪走行ではだめで両輪を回していかないと。
算盤だけでもだダメ、論語だけでもダメ

ただ順番は大切でいくらノウハウをつめこんでも

土壌がボロボロではいい作物は育たない。
土壌とは心であるとのこと。

ドラッカーも言うように
やはりまずは『真摯』さが重要だということ。
そのあともさまぞまなお話を伺い
こころの栄養補給ができました。

そういえばわたしも最近は忙しさにかまけて
肩輪走行になっていた。
もう肩輪の勉強もしていかなければならない。
こころの栄養補給を、きっちりしていくことを
あらためて感じた1日でありました。
そして気づけばすぐに実行!!

3月は私の誕生月であるが

とてもよいプレゼントをいただいた。


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