決算分析に強い御堂筋税理士法人 扇原です。

先日、弊社の「数値計画作成コース」のお申込みをいただいた製造業のお客様を

サポートさせていただきました。

そのお会社は、

これから少し手狭になった工場を移転したいということと、

仕事量的にすこし一杯になってきているので、人員の増強を

お考えでした。

そこで、弊社の研修にご参加いただいて、

「将軍の日」というシュミレーションソフトを使いながら

これから5年間の数値計画を立てることになりました。

その際の社長の不安は、

「今までそこまで計画を立てたことがない」

「いろいろやりたいことはあるけど、実際にお金は足りるのか」

というようなことでした。

やはり工場の移転ということでは、それなりのまとまった資金が必要になると思います。

しかも、それに伴って人員を増強したいということであれば、

移転費用にさらに人件費の増加も検討しなければなりません。

そのあたりのことを、お聞きしながら計画を考えていきました。

「やっぱり、人員は2人入れたいけどどうかな?」

「移転のタイミングとしては3年後を視野に今から準備しておきたいなぁ」

などなど

いろいろなことを検討しながら、作成していくと

やはり資金が少し厳しくなり、

資金の面からみると1人くらいがいいのではないかということでした。

しかし、ここからがこの研修の非常に便利なところで、

先ほどの案をA案とすると、それをベースに別の案を作ることも出来るのです!

実際に行ったのは、では移転と同時に2人は厳しいことでしたので

その採用時期を分けて、移転前に1人、移転後に1人というように分けて採用し、

それに伴う売上増加なども検討しながらB案を検討しました。

さらに、そのB案をもとに、

「借入のタイミングは本当にこのタイミングでいいのか?」

「仮に分けて、移転前と移転実行の際にするとどうなるのか?」

などをシュミレーションをしながら、C案を作成しました。

やはり、会社を経営する上で、計画というのは非常に大事なものですが、

その計画通りに全てが上手くいくこということは、なかなか至難の業です。

しかし、今回のように3つの案をそれぞれの条件を変えながら検討することで、

実際に近い形で計画をたてることは可能になると思います。

サポートさせていただいたお客さまも

「計画が大事なのは分かっていたけど、今までどうやればいいかわからなかった。

でも、今回はいろんなパターンを考えながら検討出来たのでイメージがわきました!」

とおっしゃっていただきました。

やはり経営を行ううえでは、いろんな場合を想定し、

そうなった場合にはどうなるのかとシュミレーションすることが

非常に大事になってくると思います。

今回は3つのパターンを検討しましたが、

最終的にはC案をもとにまずは進めてみるということをおっしゃっており、

また状況が変化した場合には、それに応じて計画を見直していきましょう!
いうことをお話しながら、作成した計画をお渡ししました。

最後に、

「これを社員にも伝えて、計画通りにすすめられるようにがんばります!」という力強い言葉とともに

社長の表情は非常にやる気になっていたように感じます。

私もこれから訪問する際には進捗状況を確認しながら、

売上や経費など毎月の数字について、お話していこうと改めて思いました。

決算分析に強い 御堂筋税理士法人 扇原でした。


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