コンサルティングに強い 大阪 税理士小笠原/河原事務所 才木です。

 

新規税務関与のお客様へスタッフの小笠原と一緒に訪問しました。

今日の目的は、先月にご相談を受けて宿題とさせていただいた

資金繰り予測と実績差異を少なくするという目標達成のフォロー
アップです。

 

先月にお伺いした時にそのお話をいただいたのですが、

詳しく内容をお聞きしていると、資金繰り予測を月初に計画し

訂正があるたびにそして実績値をその計画シート(エクセル)に
上書きして、
月次資金繰り表として使用しているため、予測と実績
のギャップが
認識できるようになっていませんでした。

 

そのような状態で、社長さんから

『なんでこんなに資金繰りが狂うの?』と

聞かれても、経理担当者のMさんは答えることが

できませんでした。そりゃそうですよね。

そんなことがあって先月のご相談にいたった訳です。

『なぜ資金繰りが狂うの?』という社長さんの質問は、

『当初の資金繰りと実際の資金繰り差異は何?』

そして、

『その差異は、どのような原因で起こっていて

その原因分析して改善できることはして欲しい』

という社長の願いが含まれているのではないでしょうか?

 


そこで、予測と実績をきちんと比較できるようにすることとともに

その差異原因を記入して下さいとお願いしていたわけです。

 

そして、資料を拝見すると、キチンと実績差異を一覧表に

まとめてくれていました。Mさん御苦労さまでした。

 

そして、収入面と支出面に分けて分析を進めてみると、

収入面での差異原因は4件。

しかも2件で差異金額の90%を占めていました。

1.  輸出入取引の入金情報漏れ

2.  前受金の入金情報漏れ

この二つが主な原因と特定し、どうしたら漏れないかを検討しました。

 

主任 『時間を決めて輸出入情報シートをチェックしなければ
    いけないですね。
それと、私もダブルチェックで情報シート
    と資金繰り表をチェックしますよ。』

 

Mさん『そうですね。週1回ぐらいでいいと思います。
    あと前受金はどうします?』

 

私  『前受金が発生するお客様は何件ぐらいあるのですか?』

 

Mさん『1社だけです。』

 

私  『1社だけですか?その情報はだれが持っているのですか?』

 

Mさん『業務のKさんです。』

 

主任 『Kさんはキーマンです。またKさんと私とMさんそして取締役で

    毎週月曜日の朝に他の業務スケジュールについてミーティング
    をしているのです。

    そこで、この資金繰り情報についても確認します。
    支払の差異の主な要素である
情報もKさんが持って
    いますのでちょうどいいと思います。』

 

結局、6月分の資金繰り計画実績差異分析ででた要因のうち、

本日決定した週一ミーティングで今までの情報不足が改善できれば、

入金差異90%、支出差異75%は解消できることになります。

早速、来週の月曜日から資金繰り差異撲滅キャンペーンがスタートするようです。

 

これが順調に進めば、社長さんも安心していただけるのでは
と思いますが・・・。

来月も引き続きチェックしましょうと約束して失礼しました。

 

 

 

コンサルティングに強い 大阪 税理士小笠原/河原事務所 才木でした。


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