新体制での爆発的なエネルギーを感じたキックオフミーティング

コンサルティングに強い御堂筋税理士法人　香取です。

本日は、弊社取締役とあるお客さまのところで、
消費税の増税前後の特需がなくなるであろう3年後、
わが社は何をするべきかを検討した。

そもそもこの会議は、危機感はあるが、
なかなか新たな動きができなかった旧体制からの幹部と
今後の危機感を常に意識し、新たな取り組みを検討したい新体制での幹部との
意見のすり合わせを行う必要があるという課題を調整するために行われた。

集まったのは、8名。自己紹介がてら本日のミーティングに期待していることはなにか
一言二言ご披露いただいた。

この8人の中には、上場企業の子会社の元社長をしていた方が
3年前から部長として来られており少しづつ改革を進めておられ、
まず初めに叱咤激励のお言葉があった。

今まで、社員一人一人が主体的でない、社員が育っていない
、部門長が社長代理になり各人が主人公意識を持ち受け身から
能動的になるチャンスの日でもある。
今日やらされ感でやっていたら全く意味ない日になる、
主体的な取り組みを期待するというお話からスタートされた。

まずはじめにリーマンショック以降の売上、利益、従業員数の推移を確認した。
その上で今後どのような目標にしていくのか、
また現実的にはどのような数字になりそうか共有した。
そこでも部長は、なにもできなければ人員等戦略的な
大幅なリストラも検討しなければならないという厳しいご意見も出された。

次に、ドラッカーの５つの質問を援用したシートを
２グループ（旧体制の幹部組と新体制の幹部組）に分かれて
検討し全体で共有した。

その際、現状はどうなのか3年後どうなっているか
効果的な質問を多用し深堀していった。

いままで、あるしがらみの加減で攻めることができなかった
取引可能先の固有名詞も出てきて

新たな戦略が出てきた。

具体的なイメージが湧いたとことで全員に火がつき、
その瞬間みなさんの発言量が一気に増加し

全員の眼の色が変わった。

そのエネルギーのまま自動的に皆さんがどんどん前に進んでいき、
行動レベルで何をしていくか明確になっていった。

あとは優先順位をつけロールマトリックスに落とし込み、全員で共有した。

最後に各社員の感想を伺った。

H社員：未来のことを久しぶりに話しした。いろんな話が聞けた。
いいことばかりではなく悪いことも想定して検討することの重要性がわかった。

Y氏：自分の考えが甘いと実感した。1カ月たってどのくらい
成長できるかわからないがいいスタートが切れた。

M氏：自分の意見を通してはいけないと思っていたが、ついついでてしまった。
これからはみんなが発言しやすい環境づくりをしていきたいと思います。

N氏：別部門のことはわからないことばかりだったが、
これからも勉強していけるジャンルかと思う。
自部門についても危機感を持って自分の中で整理し
再度検討していきたいと思います。とても有意義でした。

K氏：楽しそうにやるというのは本当にいいことですね。
われわれの地域文化はもっともっと尖って積極的になるべきだ。
全員で前に進んでいい会社を作っていけたらと思った。

K氏：
社長と部長とが向き合って話しあっていただけたことがよかった。

新社長が変えていこうという決意が伝わってよかった。
私は合理化のプロフェッショナルとして皆様の隙間にあるロスを
いかにゼロに近づけるかにこだわっていきたいと思います。

N氏：すっきりした気持ち。みんなで3年後5年後を見ることがないのでよかった。
大きな得意先がなくなることについてそこまで危機感をもっていなかったが、
しっかり見えてよかった。このメンバーで共有しバンバン言い合える場を今後も持ちたい。

M氏：大きな得意先がなくなることを心配していたが、
今日から吹切れた。自分で考えていなかったことが
いろいろわかってとてもよかった。
目標設定がしっかりできたので本当に充実した1日でした。

社長：今日一日いい時間を過ごせた。日ごろ話せないことを話せた。
いろんな考えを出し合うことで一つの道が出来た。
一人で考えるよりもみんなで考えて方向性を示すほうが
いろいろ模索できて本当によかった。
みなさんのしっかりした根になるようにこのような場を
作っていきたいとおもいますのでよろしくお願いいたします。

最後大きな掛け声とともに「規律・礼・ありがとうございました・着席」

盛大な拍手で今回のキックオフは終了した。