ドラッカーセミナー(組織論)
2012.12.08
税務
コンサルティングに強い税理士法人 小笠原事務所 才木です。
月一度の弊社主催のドラッカーセミナー。
私も受講生として参加させていただいています。
組織については、お客様とも議論することも多い
大きなテーマの一つであります。
ドラッカーは、今までの組織論についてわかっていること
について、以下のようにまとめられています。
1.組織の中でひとりでに発達していくものは、
混乱、摩擦、不毛だけである。
⇒ゆえに、分析と体系的なアプローチが必要!
2.組織の設計は、最後に手をつけるべきである。
⇒まずすべきことは、事業の基幹活動を明らかにすること!
私たちの会計事務所としては、税務・会計サービスの品質管理業務、
顧客開発業務、そして人材育成業務の3つが基幹活動となります。
3.組織は戦略に従うということである。
⇒戦略とは、「われわれの事業は何か。何になるか。何であるべきか」
という事業の定義から発するものであると理解。
当たり前と言われれば、そうかもしれませんが、戦略に従った組織図は
作りづらいと参加しておられた経営者の意見もあり、メンバーと戦略意図を共有
することの大切さを改めて知らされた思いです。
また、組織の設計仕様では、
1.明晰さ
2.経済性
3.方向づけ
4.理解の容易さ
5.意思決定の容易さ
6.安定性と適応性
7.永続性と自己革新の容易さ
と7つの要件定義がなされています。
それぞれ個別に意味合いはあるのですが、
この7つの要件をさらにまとめると、
1.メンバーが目標を理解し行動できる組織でなければならない
2.メンバーや組織の関心は、努力ではなく成果に向けなければならない
3.自立、セルフマネジメントできることを促進する
組織でなければならない
という枠組みで私自身の腑に落ちました。
成果とは何か?
自分の成果に対する貢献は何か?
とメンバー自身が考えそして、他のメンバーと
議論を重ねるといった行動がある組織は強く
そして永続するのではないかとイメージできました。
私たち、小笠原事務所の組織体も来期から
少し変更しますが、このことを肝に銘じて組織運営
をできればと思いました。
コンサルティングに強い税理士法人 小笠原事務所 才木でした。