婚約相手を深く知るデューデリ
2020.10.30
事業承継・M&A
おはようございます、御堂筋税理士法人の高岡でございます。
先日、お客様がM&Aでの買収を検討されている
お会社にデューデリを行うのに
お伺いさせていただきました。
デューデリとは、「デューデリジェンス」の略で、
投資を行う際に、本当にその投資対象に
十分な価値があるのか、またリスクはどうなのかを
詳細に調査する作業をいいます。
会社の事業の内容や特徴をヒアリングするビジネスデューデリ
会計や財務、税務の内容を調査する財務デューデリ
法務・労務関係を調査する法務デューデリに大別されます。
今回訪問して行ったのは、ビジネスデューデリと財務デューデリ。
法務デューデリは法律の専門家の弁護士の先生が行います。
私が最も印象的だったのは従業員さんの
情報に関するヒアリングです。
従業員のみなさんの長所や短所、
会社として考慮・配慮すべき点などを
社長にヒアリングしていきます。
社長が従業員さんひとりひとりのお話を
とても詳細に話されているのが印象的で、
M&Aをするということは、
こういう社長の従業員さんへの思いも引継ぎ、
みんながすこしでも安心して
活き活きと働ける環境を変わらず
提供していくことも欠かせないのだなと思いました。
従業員さんがいて、その技能があってこそ
会社の引継ぎは価値があります。
皆さんが安心して働き、かつより働きやすくなれば
それは事業を引き渡した側にとっても
とても安心できることなのではないでしょうか?
そんな、あったかい思いと使命感を
社長とのお話のなかで感じました。