御堂筋税理士法人 扇原です。

先日、あるお会社に決算のご報告に行ってきました。

納税額や申告内容のご説明をし、
決算書を弊社の報告資料である「経営の診断書」で
1つ1つポイントをお伝えしていました。

内容としては、下記の通りです。
①自社の損益計算書の3年間の推移
②貸借対照表の構造
③儲けのものさし(主要な経営指標)
④各経費科目の3年間の明細比較

その中で、②の貸借対照表を確認しているときでした。
「扇原さん、うちの会社って支払手形多いんかなぁ?」
とご質問がありました。

確かに、確かに金額を見ると少し大きな金額になっているのですが、
手形をうまく活用し、資金繰りを行っているように感じました。

なので、
「そんなことないと思いますよ。
手形を使って支払いサイトを合わせているので、バランスが取れていると思います。」
とお伝えしました。

社長「それならいいですけど、額が大きかったのでちょっと気になって…」とのこと。

私「社長、手形をやめたらその分、それを補うお金が必要です。
 そうすると手元資金がなくなって資金繰りが厳しくなりますね。」

社長「それもそうですね。」

私「なので、単純に1つの科目に着目するよりも、
会社の支払能力を見るときには、流動比率っていう指標を確認してみてください。」

社長「それって何ですか?」

私「じゃあまず社長、貸借対照表には流動資産と流動負債ってあると思います。」

社長「ありますね。」

私「これは何かっていうと、そもそも流動って会計上は1年以内という意味です。
  なので、流動資産は1年以内に手元に入ってくる資産、
流動負債は1年以内に支払わなければならない負債っていうことなんですよ。」

社長「へぇ~、そういう意味やったんですね。」

私「そうなんです。先ほど言った流動比率って実はそのままで、
この流動資産と流動負債の割合のことを言うんです。
じゃあ、社長、流動負債よりも流動資産のほうが多いほうがいいですよね。
大体、流動負債の何倍くらいあったら安心ですか?」

社長「それやったら、1倍ではぎりぎりですし、1.5倍~2倍くらいですかね?」

私「その通りです。一般的には1.5倍以上あれば大丈夫と言われています。」

社長「そうなんですね。じゃあ、うちの会社は?」

私「この決算で1.4倍以上はありますので、少しだけ1.5倍には足りてないですが、
そこまで問題ないと思います。」

社長「それならよかったです。」

この説明で社長も少し安心されたご様子でした。

決算報告の際には診断書をお持ちしてご説明しますが、
たくさんの指標の意味や専門用語が多くて、わかりにくければ意味がありません。
そうならないためにも、弊社では毎月、月次決算や決算報告のロープレを行っています。

しっかりと自社で説明のロープレを行い、
少しでもわかりやすくお伝えできるように
今後も引き続き取り組んでいきます!


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