モノから時間へ、永年勤続表彰制度を考える
2020.01.10
人事コンサルティング
皆さまこんにちは。
組織デザイン研究所の小笠原でございます。
ブログご無沙汰しており失礼いたしました。
今年は月4回を目標に更新します!
さて、私事とはなりますが勤続10年を迎え、
永年勤続表彰をお祝いしていただきました。
弊社では5-10万円の旅行券が授与されます。
皆さんのお会社では、永年勤続表彰は
どのようにされてまいすか?
ちなみに、旅行券の場合、金銭同等物となり、
原則として給与課税となります。
ただし、次の要件を満たしている場合には、
給与課税しなくてもOKです。
①旅行が、旅行券支給後1年以内
②旅行の範囲は、旅行券の額からみて相当
③報告書と旅行先等の確認資料を会社に提出
④1年以内に旅行券を使用しなかった場合は、
不使用分を会社に返還
一応、税理士でもあるので念のため(笑)
あるデータによると永年勤続表彰制度を
導入している企業は約80%
商品価格は平均20年7.5万円、30年13.2万円
旅行券や商品券、カタログギフトなど、
自由選択可能な商品が主流で、
まだまだモノを渡す文化が
われわれ日本感覚としては強いようです。
年末に書籍を読んでいると、
このようかことが述べられていました。
「金銭ではなく時間を褒賞にする」
この手法が企業側の利益にもつながることは、
研究結果からも明らかにされており、
「休みを取る人は熱意/創造性/生産性が高い
それにもかかわらずにもかかわらず、
有給休暇を消化しきれてない例は珍しくなく、
休暇と物質的報酬の二者択一では、
大多数が後者を選ぶ。」
Harvard Business Review/2019年9月号
「働きがいのある会社」ランキング
小規模部門で見事1位に輝かれた
アトラエさんではサバティカル3といって
3年毎に1ヶ月の長期休暇を
褒賞として付与されているそうです。
意欲ある人が無駄なストレスなく、
イキイキと働ける組織を実現されています。
その結果として、
日本一の働きがい企業に
輝かれたのでしょうね!
モノを中心とした考え方から時間へのシフト…
これもひとつの働き方改革時代における
パラダイムシフト
わが社の永年勤続表彰制度を見直す
きっかけになればと思います。
ブログ最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
組織デザイン研究所の小笠原でした。
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