社長は経営理念を伝えるべきです！！

御堂筋税理士法人の細谷です。

先日、Ａ社の新年度運営方針発表会を行いました。

Ａ社は設立して７年。

これまで何となく社員に対して、
こうして欲しい、ああして欲しい・・・と伝えてきたけれど、
どうも伝わり切れていない気がする。

そこで、社長のご子息であるマネージャーが
経営理念をしっかり伝えて、
社員とともに頑張っていきたいと勉強会を検討されていました。

しかし、社長は社員に伝えてもな・・・と
少し不安に思われ、二の足をふんでおられました。

そこで、ぜひ新年度にむけて、社長の思いを伝え、
運営方針を実現するために、社員の皆さんに考えてもらいましょうと
運営方針発表会のご提案させてもらいました。

社長はかなり不安に思っておられましたが、
ご自身も何かを始めなければ・・・という思いとともに、
マネージャーの強い思いにも押され、開催することとなりました。

当日、社員の皆さんは何をさせられるのが期待と不安が混じった様子でした。

しかし、今回の発表会の趣旨
① 社員間のコミュニケーションを取り、新年度へ向けて一致団結して取り組みを考える
② 会社の経営理念を伝え、社員のみなさんにその理念に基づいた行動を目指してもらう
③ 第8期運営目標の発表と行動目標を考えてもらう
とともに
社長が「第２創業のつもりで、本気でみなさんと取り組んでいきたい」との思いを伝えたことで、
みなさんの目が変わったように感じました。

また、社長の会社に対する思いである経営理念を伝え、
それを実現するための行動指針についても説明することで、
社員のみなさんも自分がすべき行動が明確になったとおっしゃっていました。

その上で、新年度の運営方針をお伝えし、
そのために実行すべきことをチームで検討してもらい、発表をしてもらったところ、
社長は社員が色々と考えていてくれたのだ・・・ということに喜んでおられました。
 

その後は、個人ごとに何をしていくのかを考えてもらい、終了。

社長からは、今回の取り組みに勇気がいったけれども、やってよかったと言っていただきました。

また、後日、社員の方から「すぐには変われないかもしれないけれど、
少しずつでも期待に応えられるようにがんばります」とメールをいただきました。

やはり、会社を運営していく上で、社長の思い「経営理念」を伝えることは
非常に重要だなと感じた1日でした。

御堂筋税理士法人の細谷でした。