コンサルティングに強い 大阪 税理士 小笠原/河原事務所 扇原です。

今回は先日高槻の建設会社のお客様のところに

決算のご報告をさせていただいた時のことです。

 

弊所の佐伯とともに社長と総務の方に

今期の決算報告書の内容を説明していきました。

 

一通り内容を説明した後、

私「今期の税金は××円になりますので、
  納付書とともに期日までに納付しておいてくださいね。」と伝えると、

 

総務Aさん

「前期の消費税はかなり多かったのに、今期の消費税はこんなに少ないのか??」

 

私「今期は建物の完成が翌期になる物件がいくつかあり
  その分の売上がまだあがっていない為、結果として消費税は少なります。」

 

総務Aさん

「・・・?」

 

このようなことが何故起こるのかといいますと、

消費税の計算方法にカラクリがあります。

 

消費税は売上が上がった時に預った消費税と

経費等で支払った消費税の差額を

決算の時に精算して納付する計算方式をとっています。

 

この会社は建設業なので建物が完成したときにドンと売上が上がり、

それまでは経費を支出していきます。

 

その売上と仕入が同じ期だと良いのですが、建物の完成が翌期になりますと、

仕入に対する消費税は計上されるものの、売上に対する消費税がずれてしまいます。

 

その結果として消費税がその期によって大きく変動してしまうのです。

 

おそらく経理の方は毎期同じように建物の建設をしているだけなのに、

何故そのように大きく変動するのか?

 

という疑問を持ったのではないかと思い、

私が建設業の売上と消費税の計算方式の関係のため

このように変動してしまうということを伝えると

納得されていたようです。

 

その後は、社長にお食事に連れて行ってもらい、

社長の会社に対する思いやこれからの考えなどいろいろな話をしていただきました。


そして、最後に「これからもがんばりますのでよろしくお願いします」と

お互い握手をして帰りました。<
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このような社長の考えや経験を話していただけるのは大変良い機会ですし、

私自身とても勉強になりました。

 

また、これからもっと会社のことを理解し、

社長や経理の方の様々な疑問や質問に対して、しっかりと解決し、

今以上に頼りにされる存在になるよう日々努力していきたいと思います。

コンサルティングに強い 大阪 税理士 小笠原/河原事務所 扇原でした。


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