工務店での事前確定届出給与の活用
2016.07.31
税務
みなさん、こんにちは!
御堂筋税理士法人の神﨑でございます。
今回は、ある工務店さんでの事前確定届出給与の活用事例について
ご紹介させていただきます。
そこの工務店さんはリフォームがメインの工務店さんで、
新築は年に1件ほどですが、来期は5件の新築売上が確定しております。
利益ベースで2000万円ほど増益となる見込みです。
そこで私は役員報酬の増額と事前確定届出給与の活用を
社長に提案させていただきました。
最初は、気が進まない様子の社長でしたが、
来期の見込み売上から利益とおおよその納税額を報告・共有させていただきますと、
ぜひお願いしますとおっしゃっていただけました。
上記のように新築の現場は契約から売上計上までの期間が長く、
期を跨ぐことも多いです。
よって現状から来期の売り上げの予測も立てやすく、
対策も早く打てることになります。
事前確定届出給与の提出期限は、事業年度開始から3ヵ月ほどです。
以上から考えますと、事前確定届出給与を工務店で活用することは、
非常に有用な手段であること言えます。
大きな増益を見込んでいる工務店さんは、
ぜひ活用してみてください。
御堂筋税理士法人の神﨑でした。