コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木です。


1年間のドラッカーセミナーも大詰の11回目。

今日のテーマの一つに「小企業のマネジメントのやるべきこと」というテーマがありました。

ドラッカー

ドラッカーが言っていることは、3つ。

1.  大企業以上に戦略をもたなければいけない。

2.  メンバーの役割を組織化しなければならない。

3.  独自の情報システムをもたなければいけない。


まず、一つ目の「大企業以上に戦略をもつ」ということは、

小企業は、大企業に潰される可能性があるので際立った存在でなければならない。

有利に戦うことのできるニッチを見つけなければいけないとのこと。

地理、嗜好などの市場に関するニッチでもいいし、サービス、技術の卓越性のニッチ

でもいいので、強いドメインを見つけなければいけない。

現実の中小企業は、日々の問題に追われていて戦略を持てていない!

つまり、問題中心から機会中心にしなければならないと!

したがって、中小企業のマネジメントに必要なことは、

「われわれの事業は何か?何であるべきか?」を問い、それに答えることである。
当たり前のことだが、グサッとくる。

二つ目の「トップメンバーの役割を組織化しなければいけない」は、

トップメンバーつまり役員が行うべき基幹活動が何を明確にして、それぞれの

メンバーの強みを活かした活動を担当すべきであるということ。

この強みを活かした活動というところがポイントなのでしょう。

そして、ドラッカーは次のように注意をしている。

「人を増やしても問題は解決しない。必要なのは、若干の思考、若干の組織、

若干の報告、若干のチェックリストである。」

思考・組織・報告・チェックリストか?

ここから得られることは、「チームでのPDCA」かな?

メンバーで思考し、コミュニケートしながらチェックを行う。

そんな、役員会議が求められるのでしょうね。


そして最後三つ目は、「独自の情報システムをもたなければいけない」

この意味は、私たちの事業の目的にも大いに関係がある言葉です。

具体的には、予測キャッシュフローの情報、経営環境変化を察知するための

情報、そして顧客の情報という3つの情報が必要だと指摘されている。

そして、どの情報も経理の数値だけでは十分でないということです。

これらの情報は、「経営のコックピット」でチェックしていることですね!

ドラッカーは、先に述べたニッチ内の変化はすべて掌握し、経営環境の変化を

いち早く察知しなければならないとしている。

実際に、「経営のコックピット」には、その会社の成功ストーリーの

仮説に基づく目標数値情報があり、その情報に乖離を把握し、

その背景となる市場の変化を推察することができれば、次の手を

早く打てるということになります。

従って、この最後の条件は私たちにとっても非常に重要だと感じました。


ん~~~ん。
もっと「経営のコックピット」の研究を深めよう!!

コンサルティングに強い 大阪 税理士法人 小笠原事務所 才木でした。


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