コンサルティングに強い税理士法人 小笠原事務所 才木です。

弊社プログラム、経営者価値観講座アドバンスコースの宿題で
二宮尊徳翁伝記の「報徳記」(上)を読みました。

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以前に、二宮尊徳翁の簡単な伝記を読んだことがあり、
幼少期から勉学に励み、その才能を認められ財政再建の
リーダーとして活躍したという記憶が残っていました。
「入る(収入)を計って、出る(出費)を制す」という分度の定義が
印象的でした。
今回は、二宮尊徳翁のコンサルティングの内容が具体的に
記されており、また実際に諭した言葉が非常に奥深いものでした。

再建前には必ず領主に

「必ずその身を責められることです。その身を責めるにどうするかと言えば、

食事は必ず飯と汁に限り、着るものは必ず木綿に限るべきです。

また、決して無用のことを好んではなりません。」

と今までの反省から今後の行動をきちんと約束そして実行して

もらうようにされています。

しかも、現在もっている財産を全て投げ出してからの再建スタートです。

これは、企業再生に取り組み際のスタートをまさしく同じ

シチュエーションです。

この条件に従わない領主は二宮尊徳翁の仕法を受けることができません。

この本を読むと現代の企業再生はとても甘い感じがします。

自分自身がその立場に立った時、どう行動するか?

考えるだけで背筋がゾッとしました。

そうならないように努めよう!


そして、無事再建が終了したときには、

「このように早く開拓できたことは、実に村中の憤発によるのだ。

先日までの怠惰もお前たちであり、今日の勤勉もお前たちである。

人は同じで、勤と惰と、まるで黒と白のように反対になったのは、

努力するのと、怠けるのと、二つの相違から来たのである。

善悪も、貧富も、盛衰も、存亡も、みなこれと同様である。

だから富の道を行えば必ず富むし、貧の道を行えば必ず貧乏する。」

と明快にお答えになられ、今後の進むべき道についても指南されています。


凄い迫力だったのでしょうね!

言葉の端々に凄い魂が宿っていたり、かと思えば、やさしい語り口

で相手を思いやる言葉をかけられたりされています。


さすが、森信三先生ご推薦の方です。

尊敬する歴史上の人物です。


コンサルティングに強い税理士法人 小笠原事務所 才木でした。

 

 

 

 


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