香取です。

私どもの業界では、さまざまな業種のお客様のところにお伺いする機会があります。業種業種によりさまざまな慣習であったり仕組みであったりとても興味深いことをお聞きすることができます。

仕事柄必要だからヒアリングさせていただくというのもありますが、やはり子供のようになんでも知っておきたいという好奇心からたくさんの質問がわいてきます。

ある材木店様での出来事です。

仕入管理ソフトから出力される買掛金一覧表と会計の買掛金の残高を突合していると、会計の残高とその一覧表の残高の不一致が確認されました。
いつものように「これはなんでズレているんですか?」
と聞くと「その仕入先様についてはどうしても15日〆と末〆なんです。そこの仕入先様以外は20日〆になるんで管理ソフトから出力される一覧表と会計は一致するのです。ですので、その仕入先様だけは16日から20日までに仕入れたものとのズレが生じてしまう」とのことです。
そのズレは16日から20日の間に仕入れた分を会計に入力しからだそうで、請求書を確認するとズレの金額と一致しておりました。
その材木店様では、毎月実地棚卸をされるので上記の処理をすることで毎月適正な利益が見えてきます。

そんな話の中で私が「実地棚卸もきっちりされているので完璧ですね」と尋ねましたら、「いや実地では認識できないものがあるんです」とおっしゃいました。

また私も興味が湧いてくるので(税務調査みたいになってますが・・・
またまた、「それは何ですか?」と質問です。

そうすると「こちらの倉庫に運ばず、仕入先様の倉庫に保管していただいている預かり在庫があるんです」とのこと。

その材木店様はきっちり預かり在庫も5日分の仕入などもきっちり認識されていたので私の税務調査は終わり・・・・ではなく監査は終了しました。

このようなお話を聞くと同業種でも他の業種でも実施棚卸だけでなく仕入先の預かり在庫はないですか?と聞くことができます。本当に勉強になります。

そして、せっかくここまで話をしたのだからどんどん聞きたいことを聞こうと思い、請求書に書いてある材木の種類や木の産地などの質問をしていると、とうとう1メートルの木まで持ってきていただき、ほんの数分ですが講義していただきました。

細かい専門用語などはまだまだ覚えきれていませんが、いろいろおしえていただくことにより、これから請求書等の証憑類を見ていくときの参考になります。

会長様、K様、O様ありがとうございました。

これからもさまざまな質問をさせていただきます。
よろしくお願いいたします。


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